SLAインプラントを用いた1例
 6週間でローディングが可能となった新しい表面性状をもつSLA(Sand-blasted Large-grit Acid-etched)インプラントの1例を供覧します。

患者さんは右下6番を抜歯後、両隣在歯を削合 してのブリッジを嫌い、当院のホームページをみて来院されました。

やや頬舌的に顎堤が吸収していましたが、裂開することなく理想的な位置と方向に埋入できました。

使用したインプラントはSLAインプラントで、埋入後6週間で、咬合させることが、可能と言われています。

約6週間後トルクコントローラーを用いて35Ncmの力でアバットメントを装着しました。この際患者さんは痛みは訴えず、またフィクスチャーに動揺は認められませんでした。

セメント合着用のトランスファーシステムを用いて印象採得を施行しました。


インプラント周囲組織に異常な所見はなく、上部構造は審美的で適合も良好です。
患者さんは両隣在歯を削合 せずに、欠損部を補綴でき良好な結果を得たことに満足されています。