ハーバード大学訪問記

平成15年10月21日からの4日間、縁あってハーバード大学デンタルスクールで行われたセミナーに参加してきましたので報告します。


ニューヨークまでは遠かった。しかしフライト自体は快適でした。
窓側に座った人は最近の太陽の黒点によって生じている磁気嵐の影響かとてもよくオーロラが見えたそうです。



やっと到着したニューヨークの空港でボストン行きを待っている待合室にて。松井の活躍をトップで伝えている新聞です。


物凄いセキュリティーを乗り越えて、やっとボストン行きに乗れます。たぶんセキュリティーの厳しさはニューヨーク−ボストン間が世界一でしょう。
靴まで脱がされました。この飛行機でニューヨークからボストンに向かいます。飛行時間は約1時間です。
ニューヨークの空港で一緒になった左が東京.紀尾井町の田北先生と右が横浜の伊藤先生。



ボストンの市街地、ホテルの前の景色です。高層ビルの合間にこのような歴史的建造物が混在する不思議な街です。


ケネディー元大統領が行き付けだったシーフードレストランです。ケネディーの予約席が保存されてました。


アメリカ四大ミュージアムの一つ、ボストンミュージアムです。エジプトのミイラから日本刀に至るさまざまな展示物。
そしてレンブラントやモネ、さらにはエドワードホッパーなどの絵画も展示されています。


この美術館のチケットです。感心させられたのは、チケットを持っていればもう一度だけの再入場が1ヶ月以内は有効なのです。
全部みるには1日だけでは絶対無理というプライドなのか、とにかく来館者の立場にたったシステムで日本でもこうあってほしいと思いました。



ボストンの地下鉄はとても便利でした。先に1ドル払えばどこで降りてもOKです。
駅も電車のなかも小綺麗で、乗客も礼儀正しく快適でした。


ハーバードメディカルエリアであるロングウッド地域の様子です。ほとんど大学に関係した建物とお店そして関係者の住んでいるアパートなと゜です。


ちなみにハーバード大学はケンブリッジにありますが、メディカルは別な地域のロングウッドにあります。
デンタルスクールも同じです。



小児科だけでこの規模です。私の後ろのビルがみな小児センターと小児科の研究棟です。
よってメディカル全体の規模は想像を絶する大きさです。実際キャンパス全てを把握することはできませんでした。


歯学部の場所はロングウッド地区188です。政治学部や法学部のあるケンブリッジ地区をどんなに探してもみつかりません。


歯学部のエントランスです。最終日の前日ここで永井先生にばったり会いました。


建設中の歯学部研究棟です。来年の秋に完成予定です。
そんなわけで、セミナーはこの近くの図書館で行われました。


医学部の講堂です。古い建物も数多く上手に利用されています。このホールの後ろにある図書館でセミナーが行われました。


ケースプレゼンテーションで緊張している私。私の納得のいかなかった部分についてWeber 教授から慰められているところです。



世界的に有名なDr.Myron Nevins のレクチャーも受けることができました。
インプラント治療における意志決定というとても示唆に富んだ内容の講義でした。


左はハーバード大学のDr.Joseph Fiorellini 。中央はこのセミナーをコーディネイトして下さっている久保田先生。右はこのセミナーのディレクターであるハーバード大学のProf. H.P.Weber。Dr.Joseph Fiorellini からはrh-BMP-2やPeptide OC-1016を用いた骨造成についてレクチャーを受けました。かなり難かいし内容でしたが、とても夢があるすばらしいお話でした。


歯学部大学病院の患者さん専用のエントランスです。


ハーバードデンタルスクールの学生さんが診療を行うフロアーの待合室。


学生さんのユニットは個々にセパレートされ、すっきりした感じの清潔感のあるフロアーになっています。



H.P.Weber 教授のもとで研修中の栗林先生と診察室の廊下にて。右はセミナーに一緒に参加した苫小牧の三上先生。
後ろの方に見えるのがWeber 教授の診察室の前に立つWeber 先生とそのスタッフ。診察室は個室になっていました。
Weber先生から絶大な信頼を得られている栗林先生、日本に帰ってきたらよろしくお願いします。


ハーバードデンタルスクールのスタッフとして勤務されている永井成美先生(岩手医大の先輩)と先生の診察室にて。
落ち着いた感じの個室にきれいなユニットとキャビネットが置かれていました。
永井先生は診察に学生の教育にそしてご自身の研究にさらに主婦にと忙しい日々を送られているようです。
18年ぶりにお会いしましたが、変わらずお綺麗でした。私の方はだいぶ太ったわねと言われてしまいました。
ちなみにご主人は私の大学の同級生でボストンで難しい研究をしているみたいです。


セミナー修了後は毎日COOPいわゆる大学生協によってハーバードグッズを買って帰りました。


COOPでは、ありとあらゆるものがハーバードグッズとして取りそろえられています。
www.thecoop.com のホームページを是非検索してみて下さい。けっこうはまります。
その証拠に三上先生は完璧にはまって、みなさんからCOOP マニアと呼ばれてました。


最終日の懇親会はケンブリッジで行われました。懇親会会場のFaculty Clubの近くにJohn Harvard の像がありました。
日本で言うところの菅原道真みたいな感じでしようか。みな御利益にあやかって頭がよくなるようにと触っていました。
皆さんが触りやすい足のつま先部分だけがてかてかに光っています。


ハーバード大学法学部や政治学部のあるケンブリッジ地域内の大学関係者専用のセレモニーホール。
ここで最終日の夜にDinnerとCertificatesの授与そしてAwardsの発表が行われました。
この周辺にはケネディー大統領や雅子様が過ごされた寄宿舎もありました。


DMD.Dr.med.dent H.P.Weber
Associate Professer Harvard School of Dental Medicine
今回のコースのディレクターです。
とても優しくそしてきめ細かくご指導いただきました。ありがとうございます。


懇親会の様子。とても格調の高いホールでした。別な部屋にはレンブラントの絵画も飾られているそうです。


ヒスパニック系のタクシー運転手さんに目的地と全然違うところに連れていかれた東京.日本橋の玉木先生。
でも、先生がいなければ私達は目的のシーフードレストランに到達できませんでした。ありがとうございました。


埼玉の篠原先生。私と三上先生をCOOPマニアに仕立て上げた張本人です。
ありがとうございました。


和歌山の岡崎先生ご夫妻です。3日目の朝に初雪が降ったときには、さすがに寒そうにされていました。
ちなみに奥様とは先生がヨーロッパ旅行中に知り合われたそうです。


右は東京.銀座の鈴木先生です。今度銀座に行ったときに診療室に寄らせて下さい。


Awardsを受賞された鎌倉の田中先生。撮影しているのもAwardsを受賞された神奈川歯科大学の渥美先生。
おめでとうございます。
ちなみに田中先生は雪が降った朝にあまりにも寒すぎて毛皮付きのコートを買われていました。


修了証書をH.P.Weber 教授から授与される。


Weber 教授からいただいたハーバードデンタルスクールのCertificateです。


なんとプレゼンテーションで最優秀賞をH.P.Weber 教授からいただきました。感無量でした。


Weber 教授からいただいたプレゼン1位の証書です。



H.P.Weber 教授から最優秀賞の記念のゴルフボールをいただきました。



セミナーの間ずっと私達を支えてくれた通訳さんと。左端がみなさんご存知のCIDの月岡先生(東京)。月岡先生もAward を受賞されました。
そして右端が同じくCIDのいつもダンディーな中田先生(京都)。


ハーバードコースをコーディネートされている左端が久保田先生(松山市)と右端の中島先生(大阪)。
英語でのプレゼンテーションそして右も左も解らないボストン。初めてずくしの私達にいつも優しく接していただきました。
本当にありがとうございました。



参加者全員での記念写真。Weber 教授の右隣がAwardsを受賞された鎌倉の田中先生。
私とWeber 教授そして田中先生を挟んだ両隣がAwardsを受賞された月岡先生と同じく受賞された神奈川歯科大学の渥美先生です。
みなさんお疲れさまでした。いろいろお世話になりました。ありがとうございました。これを機会に今後もよろしくお願いします。


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