Dr.Buser 講演報告

 平成10年11月23日に香港カオルーンシャングリラホテルにおいて、ブーザー先生の講演が行われました。
内容はGBR法が水平的な骨造成としては、とても予知性のある術式であること、そして垂直的な骨造成は、いまだチャレンジの領域であることを明確に説明されました。
 そして最大のトピックは、インプラントの表面性状についてでした。今までは、インプラントの安静期間は3ヶ月、つまり12週以上必要であると言われていました。これまでのITIインプラントの表面性状であるTPS(Titanium plasma- sprayed)に変わり、新しい表面性状であるSLA(Sand blasted large grit ascid-etched)においては、いままでの半分つまり6週間(1.5ヶ月)でローディングが可能ということでした。つまり、インプラントを埋入してから上部構造製作までの期間が、3ヶ月以上かかっていたのが、今までの半分の6週間で噛めるようになるということです。
 ITIインプラントは今後さらに発展を遂げるようなので、その動向に目が離せません。

講演終了後、Buser先生との2ショット。