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みなさんが心臓病を治していく上に知っておくと有利な制度がいくつかあります。
これらの多くは 守る会の運動の結果、適用になったものです。 まだ不十分な制度もありますが、これらを知って利用し、改善していきましょう。
■身体障害者手帳■
身体障害者福祉法による福祉の措置をうけられることを明らかにするための手帳です。
また地方自治体の障害者への施策にもかかわりがありますので、該当する程度の障害である心臓病児者は、ぜひこの手帳を所持することをおすすめします。
申請は、居住地の福祉事務所へ。
知事が指定した身体障害者手帳認定医の診断書が必要ですが、福祉事務所で教えてくれます。 心臓病の場合、1級・3級・4級があります。
人工弁及びペースメーカーをつけている人はすべて1級に認定されます。
また、手術前や3才未満の乳幼児も基準に合えば認定されます。
■育成医療■
18歳未満の心臓病児の心臓手術の費用を 国と都道府県(または指定都市)が補助してくれるもの。
申請窓口は居住地の保健所。
入院1ヶ月前ぐらいに申請するとよいでしょう。「児童福祉法」第20条に基づく。
■更生医療■
18歳以上の心臓病者の心臓手術の費用を 国と都道府県または市が補助してくれるもの。 申請窓口は居住地の福祉事務所。
身体障害者手帳をもっていることが必要です。「身体障害者福祉法」第19条に基づく。
■小児慢性特定疾患対策■
20歳未満の病児の心臓病が悪化して、内科的な治療のために、1ヶ月以上入院を必要と予測されたときに、医療費の補助をしてくれる制度。
手続きは保健所か医師へ。(都道府県によって窓口が違います。また、
1ヶ月未満の入院や通院などにも適用されているところがあります。)
■特別児童扶養手当■
20歳未満の重い心臓病児を持つ父または母(あるいは養育者)に対し支給されます。
支給額は
1級(身障手帳でいえば1〜3級程度)は、月額51,250円(1998年4月現在)
2級(身障手帳でいえば3〜4級程度)は、月額34,130円(1998年4月現在)
但し所得制限あり。
手続きは市区町村役場へ。身障手帳がなくても受けられます。
■障害年金■
ケガや病気で十分に働けなくなった場合は障害年金がもらえます。
・障害基礎年金
国民年金加入者と20才前に障害になった人。
・障害厚生(共済)年金・ 厚生(又は共済)年金に加入した後に障害になった人が障害基礎年金とともにもらえます。
上記の障害年金がもらえるのは、定められた障害認定基準に合致した人と、掛金を加入期間の3分の2以上納めている人です。
(20才未満の障害の人は掛金は払っていなくてももらえます)
・障害基礎年金の支給額は、
1級・・・年額990,100円。
2級・・・年額792,100円。(2008年4月現在)
厚生年金又は共済年金に加入している人は厚生(共済)障害年金が加算されます。
手続きは、国民年金は市町村の国民年金課、その他は都道府県の社会保険事務所へ。
※年金の障害等級は、身体障害者手帳の級とは異なります。
■特別障害者手当・障害児福祉手当■ 特別に障害の重い人に支給される手当です。(金額は1998年4月現在)
・特別障害者手当・(20才以上の人)
日常生活において常時特別の介護を必要とする人。 月額26,700円。
・障害児福祉手当・(20才未満の人) 一定の基準に該当する障害がある場合。
特別児童扶養手当と併給されます。 月額14,520円。
所得制限があります。
■生活福祉資金の貸付■
身体障害者または低所得者への貸付制度。 ・生業資金(140万円以内、特に必要と認められる場合460万円、1年6ヶ月据置後年利3分、9年以内償還) ・療養資金(低所得世帯・43万円以内、6ヶ月据置後年利3分、5年以内償還)・技能修得費・支度金・生活費などが借りられます。 貸付窓口は市(区)町村社会福祉協議会(地方自治体での貸付制度もありますので、まず福祉事務所または町村民生課または厚生課内へご相談下さい。)
■所得税・住民税の減税■
心臓病児者で身体障害者手帳をもっているか、これと同等の障害があれば、所得税については、本人または保護者の所得対象額から障害者控除として27万円 または身体障害者手帳1級の場合35万円が年末調整(給与所得者の場合) または確定申告(事業所得者その他)のときに控除されます。申告が必要です。 また同じく所得税で、その年の医療費(本人および扶養家族の合計)が年間所得の5%または10万円のいずれか少ない方の額を超えた額(200万円が限度)が課税対象額より「医療費控除」として差引かれます。
都道府県民税や市町村税についてもこの控除は認められ、障害者控除はそれぞれ26万円(手帳1級は28万円)の所得控除が、医療費控除は所得税と同じく年間所得の5%を超える額が控除されます。
■手術に必要な血液■
心臓の手術には多量の血液を使いますが、この血液の多くの場合 日赤の保存血および新鮮血液を使います。
しかし、病院又は病状のよっては病院採血の新鮮血液を使う場合があります。
一回の献血量は200tと400tの両方があり、いずれか一方を選べます。
又、血小板などを必要な部分だけ取り出して使う方法があります。
病院採血の新鮮血を必要とするときは患者と同じ血液型の人をたくさん集めなければならないので大変です。
手術日が決まりましたら、病院に人数などをたしかめて、献血に協力してくれる人を探しておきましょう。
血液に困ったときは日赤センター内の「血液相談室」に相談して下さい。
■くわしくは守る会発行の『心臓病児者の幸せのために』(2005年発行)をお読み下さい。 領価 2,500円(会員領価2,300円)、送料別
内容 福祉制度解説のほか、専門医による心臓病の解説、患者や親の心構え、教育などの諸問題も盛り込まれています。
旧版を一新し、構成・執筆者も新しくなりました。
最新の治療法なども盛り込まれています。
申込み 守る会本部または支部へ申し込んで下さい。
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